雪がとけた道端にはクロッカスが咲き始め、春っぽいなぁと思っていましたのに...。
午前中にふと外を見ると、また雪が降っていました。
あぁ...またか......。
ようやく雪が消えたバルコニーも、また白くなりました。
でも春です。以前はこれが?と思っていましたが、あの冬を思えば春です。私にもだいぶ春の訪れを感知出来るようになってきました。
でももう雪はイヤだな、と思っていた午後。
太陽が出て強い日射しが降り注いできました。
朝みたいな夜の19時です。
日射しを浴びると元気になれるので、とても嬉しいです。
そんな私と同じく、非常に楽しそうなパートナー。
なぜって、アレです。
例のブツが届いたんです。
日本からオーダーしたお菓子。
第一便(詳細はこちら)は既に残りが少なくなっており、第二便をわくわく待っていた彼。今回はとてもスムーズに早く到着しました。でも...また同じのが届くんでしょ?と全くうきうきではなかった私ですが、驚きました。
これはデジャヴ...ではなかった...!
前回よりも増えている。
なんということでしょう。どうして前回分と同じじゃないのか彼に尋ねました。
どうやら無料で再送すると言って下さったお店の方のご好意に感激し、申し訳ないと思った彼は更に追加でオーダーしたとの事です。行方不明だと思っていた第一便は届いたので、もちろんきちんとお支払いしましたが。負だろうが便乗し、強引に正にして楽しむ彼。そのスキル...すごいな、といつも思います。
しかし、私は気になる事がありました。
訊かない方がいいと思いつつ、やはり質問してしまったこれらのお値段。
彼は怒られると思ったのでしょう、恐る恐る値段を告げました。
相応のお値段でした。
しかし私はクラっときました。海外から買うってそういう事だよな、と頭ではわかっていても、日本で暮らしていた頃の感覚がどうしても抜けず、しばし目を瞑りました。アポロ...コアラ...きのこ...お手頃に買っていたあの日々が恋しい...。とは言っても、彼が自分で払っているのでいいのですが。
ぼーっと抜け殻になっているところへ彼がやってきました。
このきのこの山は君へのプレゼントに追加したのです。と。
私にはデパ地下の高級チョコのように見えてきました。
ありがたや...大事に頂きます。
と言った数時間後。いつの間にか無くなっており(食べ終えて)、寂しい限りです。
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先日買ったソファー(詳細はこちら)ですが、カバーを作る為の準備を始めました。
前の持ち主が作ったカバーが既に装着されており、それを取って確認してみました。が、おそらく何度も洗ったのでしょう、縮みや歪みがひどく、その型を抜き取るのは難しいと判断。新たにソファーを採寸しました。
ソファーは四角四面な形状ではなく、傾きや丸みがあります。
実際に生地をあてがいながら立体的に裁断していけばいいのでしょうが、そんなに沢山使える生地はなく...。様々な箇所を採寸し、1/10サイズのお試しパターンを作ってみました。
実際に組み立てて確認です。
テープで貼ったり書き込んだり。
薄汚れた縮小版の紙カバーが出来ました。
平面上では気付かなかった寸法の誤差・矛盾が発見出来るので、本番に向けて少し安心できます。どのパーツから縫い合わせていけば効率がいいのか、同時に確認も。
カーブにしたい部分を決め、貼ったテープを外して再度平面に戻します。
その後微修正して実寸の型紙制作。ただ、この工程はあくまで目安です。実際に作ってみたら変な部分に余りが出てしまうかもしれません。
要尺を計ってみたら、ソファー本体カバーだけで最低でも5m必要でした(150巾)。クッションカバーを入れると合計9m。レトロな生地ですべてを作るのは相当な金額になってしまい、私には無理です。実際に生地で試作したい気持ちもあり、どうしようと思っていた時、思い出しました。そういえば、私の好きな黄色×黒の生地が5mある...。
その5mのうち、一部を現在カーテンとして使っています。
これを使っちゃおうか...。
また新たにカーテンを作らなきゃならないし、ソコをほどいてアレを再利用して...と考え始めると面倒臭くなります。実際投げ出しそうになりましたが、深く考えるのはやめ、勢いでカーテンを外し洗濯。すぐに裁断しました。
クッション部分は足りないので、必然的に違う生地になってしまいますが、何かでどうにかなるだろう。と思っています。果たして本当にどうにかなるのか...。
作る時間がしばらく取れなさそうですが、結果や如何に。
不安と期待がごちゃまぜです。
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週末に彼の叔父さんが両親宅に遊びに来ました。
叔父さんが手料理をふるまってくれるとの事で、私達も招かれ一緒に食事をしました。
更に北に住んでいる叔父さんは、いつもトナカイ料理を作ってくれます。スープはとても絶品で、今回も楽しみに行ったところ...。
スープ...ではなさそうです。
でもトナカイの肉はてんこ盛り!
自然が大好きで知識も豊富な叔父さん。この日は保存していたベリーとキノコも持参していました。ん〜どのように出てくるのか、楽しみです。
黙々と作り続ける叔父さんをよそに、私達はテレビでホッケー観戦。
出来たよーと言われてキッチンへ行くと...
まずは前菜。お皿には義母が作った卵とニシンと何かの前菜が用意されていました。
これにはビールが合うよね!という事で、それぞれにビールが注がれました。私だけアルコール度数2.2%の軽いものです。
私は全員が席につくまで食べるのを躊躇してしまいます。
さらにお酒があると、乾杯を待ってしまいます。
ところが皆さん、いつも自由に食べ始めます。乾杯もありません。思いついた時にスコール(乾杯)と言って、急にグラスを掲げたりします。彼の親族のみかも知れませんが、毎度タイミングがわかりません。だいたいいつも義父が先陣を切り、続いてパートナーががっつきます。今回ももれなく彼らを確認してから食べ始めました。
この前菜はとても美味しく、ニシンがあまり好きではない彼の分までぺろりと頂きました。そして続くメーンデッシュ、トナカイ。
キノコとトナカイとタマネギをクリーミーにどうにかしたステーキです。お手製のコケモモジャムを添えて。
肉を食べ過ぎると私はお腹が痛くなります。重々承知の上で写真と同じくらいの分量をおかわりをしました。もちろん食後に痛くなりましたが、とまらなかった...。それくらい美味しかったです。
食後しばらくしてデザート。
叔父さんのベリーと洋梨、バナナと何かを添えたアイス。
バニラの甘さが和らぐ爽やかなデザートでした。
日本で働いていた時、ダウンやジャケットの中身がどのような構造になっているのか、職業柄だいたい予想出来ました。それは大変興味があり、好きだからです。しかし料理。今回もそうですが、入っている”なにか”が何なのかわからず、かといって追求するわけでもなく、美味しくて満足という感情だけで頂きました。少しずつ始めた料理ですが、先日は牛乳味噌リゾットを作って失敗しました。何かが多くて何かが足りない...。もう全然わかりません。好きになって探究心を高めたい、と思った食後のひと時でした。
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日本では桜前線が北上中でしょうか。
数年前の今頃、親族で山形へ旅行に行きました。
今は亡き祖母とはそれが最後の旅行になってしまいましたが、温泉街の桜は満開でとても美しく良い思い出です。暖かいような寒いような花見の空気はなんだか独特で、それを思い出すと日本に帰りたいなぁとしみじみ思います。
ノスタルジックでメランコリック。
そんなジックリックな私の視界に、なんだかそわそわしているパートナーが入ってきました。
えーっと、言いたいけどどうしよう、あぁでも言っちゃおう。
楽しそうです。
話を聞くと、どうやら日本のネットショップである物を購入した、との事。それ以上は届いてからのお楽しみね!と言われ、はぁ、と素っ気なく返事をした数分後。やっぱり言うよ!とまたやってきました。
お菓子です。
あいつ彼はお菓子を買ったようです。
一言声をかけてくれたら、私も色々と欲しいものがあったので一緒に買って送れたのに…。そうぼやくと彼も憤りました。僕だってたまには自分でオーダーし、はるばるやってくる楽しみを味わいたいんだ!だそうです。まぁ確かに。人生に楽しみは必要です。
しかし、待てど暮らせどやって来ないお菓子達...。
オーダーから1ヶ月が経ち、さすがにこれは何かあったか...と思った矢先。やってきました彼のお楽しみ。
私は彼がどんなお菓子を選んだのか知りません。
合掌して心の準備をするパートナー。気持ちが整い、いざオープン。
こっち系か!!!!!!
ちょっと違う物を想像していたので、非常に楽しい裏切りでした。
あぁ懐かしい...。アポロ、遠足に持っていってたな...。
早速彼は食べました。
まずはパチパチパニックから。色々説明するとつまらないので、食べてからのお楽しみです。
お口に入れた後のはじけ具合に大喜びし、彼もはじけていました。明治産業さん、思惑通りの反応です。
一通り食べましたが、彼は一人でくすくすと笑っていました。
右下の小型牛乳パック。彼はこれをネットでみた時、説明をよく読まなかったため通常サイズだと思っていたようです。小さくて面白い!と見る度にくすくすしていました。
キティとミルキーは2つずつあるから、一つは姪っ子にあげよう、と残していました。でもこの余裕には理由があります。
何故って...。
実はこのお菓子達、もう1セット届くからです。
届かない荷物を心配して、彼は買ったお店に連絡しました。親切なお店の方は無料で再度送ると言って下さいました。発送後すぐに第一便が届いたので、連絡をしてきちんと再送の分の料金を支払いましたが、また...来ます。それ故の余裕です。
数日後のデジャヴュ、楽しみです.....。
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私の仕事部屋にはアナログ時計が2つあります。
日本時間とスウェーデン時間。
電話やメールで連絡を取り合う時、日本の時間は今...といちいち考えるのが面倒な為、一目で分かりやすいように並べておいてあります。
その時計はスウェーデン国内で大量生産されているものです。
同じ物が2つ欲しくて移住後すぐに買いました。彼がもともと持っていた時計はチェ・ゲバラの顔が描かれており、なかなかパンチがありました。それをもう一つ探して買っても良かったのですが...いや、ウソです。良くなかったので買いました。
とりあえずで買ったため、あまり執着がありません。
なので自分の好きな生地でリメイクしようと思いました。
文字盤も変えたいところですが、ひとまず廻りのシルバー部分をこの生地に変更です。
裏のネジを取り、カパッと開けて枠を外します。
その大きさに丸く裁った生地を枠に固定。
こういう時に非常に便利な生地用両面テープ。
残り少なくなり、もっと買っておけば良かったと後悔中…。
内側の円に切り込みを入れ、包んでから両面テープに貼付けます。
廻りの部分はその巾に裁った生地をぐるっと一周巻き付けます。
片端(写真右側)は2つ折りにしておき、もう片端(裏側)は中に入れ込みます。こうするとどこにもボロが出ず、見た目すっきり。
思ったよりも派手に出来上がりました。
なんでもそうですが、出来上がりは嬉しいものです。
が、今のところこの生地は部屋に合いません。そして黒はなるべく部屋に置きたくありません。
なのに。
なぜ選んだかと言うと、ただ単に黄色と黒の組み合わせが好きだったからです。この生地ありきで部屋のカーテンや小物を取り替えてみようと思います。両面テープはお湯につけておけば取れるので、何度でもやり直しがききます。これに飽きたらまた違う生地で作り直してみようと思います。
余談ですが、この時計は秒針のカチカチ音が非常に響きます。
そして2つの時計に0.5秒誤差があるとその音は2倍になります。
今現在も然り。1分間に120回カチカチ鳴っています。
音が気になる人にとっては地獄のような環境でしょう。
私は全く気にならず、むしろ催眠にかかりそうです。
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