先日のヨーテボリ旅行はSASの飛行機で行きました。
スウェーデン、ノルウェー、デンマークの3国が共同運行しているスカンジナビア航空です。
帰りの機内では特にやる事もないし、かといって眠い訳でもなく、座席前にあった雑誌をパラパラと見ていました。今年はSAS誕生70周年。なんだか賑やかな内容で、今までの歴史や縁ある方のインタビューでうめられていました。全て英語なのでわからず、適当にパラパラ見ていると...。
そんな私でも簡単に理解出来るページが。
1956年と57年にカーテンとして使われていたStig Lindbergのテキスタイルです。
そんなカーテンの飛行機なら...最初の2時間くらいは眺めてあっという間に時間が過ぎてくれそうです。長時間も乗り切れる!
か?いや、それはまた別問題、キレイ事でした。
CAの制服も年代によって様々です。
やっぱり80年代は80年代でしかないですね。特徴的です。
個人的にはシルエットも含め、ターコイズ色の71年が好きです。アジア人にはなかなか難しい色ですが、彼らはこういった色が本当に良く似合います。
70周年に因んで、1946年に生まれた有名人の特集もありました。
スウェーデン国王のカール16世グスタフ、クリントン元大統領、シルベスター・スタローン、スティーブン・スピルバーグ、そしてパティ・スミス。国王はわかりますが、何故この方々がチョイスせれたのでしょう?
この年代の方々は全共闘世代と呼ばれているらしいです。なるほど、この人選はその背景がちょっと見えそうな気がします。
私は氷河期世代です。
バブルのツケがまわってきましたっけ...。
でもそんな私達世代も次世代に色々な負を回しているのでしょう。もちろん恩恵もあり、私達もそれにあやかってきました。
その恩恵の一つ、パティ・スミスでも久々に聴きながらSAS世代に思いを馳せたいと思います。
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昨年初頭、その歴史に幕を閉じたスウェーデンのテキスタイルブランド、10 gruppen(ティオ グルッペン)。
終盤にはユニクロがコラボした商品を売り出していましたが、残念ながら今となっては新作を見る事も出来なくなってしまいました。
こんなに才能あるデザイナーや実績のあるブランドをなくすのはもったいない!と、その後すぐに買収の名乗りを上げた企業があります。
それはIKEA。
2年以内にÄlmheltにあるIKEAミュージアムで新作を発表すると宣言しました。その時には10gruppenの歴史について書かれた本も販売するとの事。ただし商品は10gruppenとして発表されるのか否か...。不明です。
発表されたのは1年半前。と言う事は2年以内の期限は今年いっぱいと言う事。もう既に売り出されているのかどうか...。私のググり方がおかしいのかもしれませんが、新たな情報が見つけられず現段階ではわからない事だらけです。
そんな恋しい10gruppenですが、彼らがデザインした古いテキスタイルを蚤の市で見つけました。
暗いキッチンが少しでも明るくなるよう、そのテキスタイルで作ったカーテンです。
適当に描いていそうな線の集合なのに...描けと言われたら出来ないデザインの奥深さ。これでクッションカバーも作ろうと計画中です。
1970年に10人のデザイナー達でスタートした10gruppen。
理想と現実の狭間で想像も出来ないようなご苦労もあったかと思いますが、また新たな作品や商品を見てみたいと心から待ち望んでいます。
それにしても暗いキッチン。
前の居住者が引っ越す前にわざわざ張り替えてくれた壁紙ですが、いつか明るい色に変えたいと思います。
そして窓際にある植物、バジルですが、食べ過ぎたのと旅行中に水やりが出来なかったため瀕死の状態。もう少し頑張って食べさせて頂きたいです...。
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日本の文化を紹介&体験する、日本文化際なるものを知人が企画しました。週末に行われたその企画に私もお手伝いで参加しました。
その場所には日本の茶屋みたいな小屋や庭園があり、あいにく天気は雨でしたが、沢山の方が訪れて下さいました。
カレーやお寿司、角煮に唐揚げ、その他様々な食事を販売しました。残ったら食べたいな、と密かに願っていた角煮は一番に完売し、嬉しいような残念なような...。
食事以外にも着物の紹介や昔ながらの遊びなど、時間や場所を区切って様々な日本文化に触れてもらえるよう、準備していました。
私の担当はお習字。
希望者の名前をカタカナで書き、その後その本人にも体験してもらうというものです。
いやぁ、難しい...。お習字なんて何十年ぶりでしょう。
水で書ける練習キッドを借りて家で何度か書いてみましたが、ブレブレの字にびっくり。
外国人の名前...と考えていたら出てきたダニエル・ラドクリフ君。水なので乾けば自然に消えます。あっという間にさようなら!ポッタリアン!
当日は大盛況で、何人もの方の名前を書きました。こんな字で恐縮ですが...。日本&メタル&アニメ好きらしいもじもじした男性が多かったように思います。日本文化が好き!という気持ちがとても伝わってくる、微笑ましい方々でした。あいにく彼らはとても声が小さく、何度も聞き直してしまいましたが、楽しんで下さっているようで私自身もとても嬉しかったです。
その他に、私は日本の伝統文様でコースターを作り提供いたしました。
この催しの売上金は東北・九州の震災復興に寄付するとの事です。
コースターは完売とはなりませんでしたが、買って下さった方々に感謝です。
何事もいい面と悪い面があります。
国も然り。日本はこんなに素晴らしいんだ!と個人的に豪語する気に私は到底なれません。
しかしこのように日本の文化や長所の一部を異国の方々に紹介するのはとても有意義であると感じました。情報はネットでほぼ得られますが、実際に体験し、その目で見る事はより大きなインパクトと価値があると思います。
まさか自分が外国に住むとは想像もしていませんでしたが、こんな時の為にせめて茶道や華道でもたしなんでおけば良かったなと思う今日この頃です。
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ヨーテボリでは2つのホテルに滞在しました。
何故かって、私が帰りの飛行機チケットを予約し間違えた為、最終日だけ急遽違うホテルを予約したからです。
その最終日に泊まった場所は、hotel pigalle。
街の中心地にあり、中央駅からも近くとても便利な場所でした。こじんまりとしたホテルでしたが、なかなかオススメのいいホテル。
内装がとても凝っていて、昔の映画に出てくるような部屋でした。素敵。
他の部屋はどうか知りませんが、私達の部屋にはバスタブが無かったのでそれは少し残念でした。全体的に照明が暗いですが、それが雰囲気を出していて良かったです。お化粧には困りますが、間違ったところで自分には見えませんから良し。シミも見えませんし。
ここの朝食は最上階の4階でビュッフェです。
そこもまた素敵で...。夜は夜でまた違った雰囲気になりそうです。
何度でも取りに行けば良いのに、欲張った私のお皿。センスの無い盛りつけです。オムレツが美味しかったー!
そんな食い意地が張っている私。両親が帰って彼と2人になった日の夕食は思いっきり好きなものを食べようと決めていました。が、彼も同じくそう思っていたようです。そして既に心に決めたレストランが...。お友達のオススメでずっと行ってみたかった場所らしく、持ち札がない私は承諾です。
そこはhamnkrogen(ハムクローゲン)。
liseberg(リセベリ)という、スウェーデンで一番大きい遊園地の中にあるレストランです。
滞在中に行われていたフェスティバルのお陰で、その日の遊園地は入場無料でした。以前ここは世界の遊園地トップ10にも入った事があるそうです。その所以は体験してからのお楽しみ!って私がよく知らないだけです。
空腹だった私達は目的のレストランまでまっしぐら。
”港の飲み屋”という名の如く、ここでは魚介類が楽しめるようです。
私と彼がオーダーした主食はどちらも品切れ。
結局私はサーモン、彼はタラのソテーを注文しました。
そして前菜には生牡蠣!
まさかスウェーデンで食べられるとは思っても見ませんでした。
もちろん美味しかった...。
初めてだった彼はビクビクしながら口に入れていましたが、気に入ったようです。
そんな彼は、今日は僕に合わせてくれてありがとう、と主菜のタラに添えてあった蟹をくれました。4つのうちの最後だけどあげます、と。
優しさは蟹で発揮か!では私もお返しに...。
沢山あるうちの一つだけど、はい、ラディッシュどうぞ。と差し上げました。
優しいね、と笑っていましたが、内心はどうでしょうね。彼のみぞ知るです。
結局彼が御馳走してくれたので、私の優しさ完敗です。
以上、ヨーテボリの旅行記でした。
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義母のプレゼントだったヨーテボリ旅行ですが、私もちゃっかり楽しみました。久々の都会にはカフェやレストラン、素敵な雑貨店が建ち並び、食べたい&欲しいものだらけです。
飛行機の予約は私が行いました。
日曜に帰ってくるはずが、失敗。何を勘違いしたのか、月曜の最終フライトのチケットをとってしまいました。わざとではありません。パートナーですら信じてくれませんでしたが、何度でも言います。わざとではありません。
両親は日曜の列車で帰りました。
という事は月曜は完全フリー。気になっていたお店を巡れます。こう書くと更に前途チケット問題が怪しくなりますね。でも言います。わざとでは...以下省略。
今回、ガイドブックも何も見ていなかったため、何がどこにあるのかさっぱりわかりませんでした。しかし街をウロウロしているといい道を発見。
そこにはマリメッコ。
この通りには他にこんなお店も。
新進気鋭のデザイナー達が手掛けた雑貨店、design torget。
無印にちょっとパンチを効かせたようなgranit。
カイ・ボイスンのサルが飾られた雑貨店。
他にも毛糸屋さんに釦屋さん、ヨーテボリ発祥のnudie jeansなどなど。
欲しいものは全部買う!お金はある!
って言ってみたいです。下品極まりないですが。
今回は買い物よりも大切な優先したい事柄がいくつかありました。義母に満足してもらうのはもちろん、私自身もずっと会いたかった知人に会ってお喋りをしたり。
ただ、旅の記念に何か買いたい...。
するとちょうどいいものを見つけました。
ここはダーラナではありませんがいいんです。
旅行前からずっと探していた古いダーラヘスト。色のあせ具合も大きさもバッチリなのを運良く見つけました。長く大切にしたかったので、旅の思い出にはもってこいでです。
アンティークショップも見つけましたが、購入は我慢...。きりがありません。
svenskt tennのテキスタイル、elefantでリメイクされた椅子。
arabiaやgustavsbergの食器...。
今度は目的を持ってこれらのショップを巡りたいと思います。無計画は危険過ぎますので。
因みに彼が買った思い出の品はこちら。
日本茶、桜風味。
桜というか、チェリーです。
この街らしい紅茶は?と訊くと、その名もヨーテボリなる紅茶を出してくれました。しかし彼はあまり好みではなかったらしく、結局この紅茶に。私達が住んでいる街には売っていないので、ヨーテボリに関係なくともよろし。です。
週末にでものんびり飲んでみようと思います。
初めて訪れたヨーテボリ。
ストックホルムもいいけれど、また訪れてみたいと思えるいい街でした。
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