我が家に一冊の本があります。
それは10年前に出版された犬に関する本。
その名も”Leva med hund"(犬と生きる)。
もともと彼が持っていた本ですが、今ではほぼ私の所有物と化しています。
犬を飼う為の利点や欠点、お互いの生活環境から心の準備、またその為の覚悟等、とても丁寧にわかりやすく書いてあります。自分の生活に合った犬種選びは特に大切だと、多くのページが割かれています。
私の住む街には犬を飼っている方が本当に沢山いらっしゃり、外に出れば必ず散歩中の犬&飼い主に出くわします。移住後、スウェーデン語の勉強にもなると思い、この本を読み始めました。完読する頃に犬を飼えたらな!と。その頃には広い家にも引っ越し済みだろうな!と。
甘かったです。
最初は丁寧に読み進めていたものの、そのうち搔い摘むようになり、最終的には知りたい情報のページだけ見るという、都合のいい読み方になって終了。そうだ、私ってそうだったと己を反省です。そして未だに引っ越し出来ず。
ところが、日々の生活で犬が飼いたい衝動に幾度か襲われます。ちょうど今。
知っています。読破もできない私が飼うべきではなく、環境も整っておりません。ただいつかは、という想いだけは消えません。幼い頃にほんの短期間飼っていた事がありますが、様々な悲しい事情でお別れをし、それ以来飼えぬ状況が続いて今に至っています。
"Leva med hund"は私の夢の一つです。
スウェーデンにはペットショップがありません。飼い主になる方法としては...
1.ブリーダーから直接買う。
2.一旦飼われていたけれど、やむを得ない事情で飼えなくなったり保護された犬を買う。
3.そういった専門の仲介を通さずにネットの掲示板等で個人でやりとり。
犬やネコは産まれたら専門機関に登録が義務づけられています。今はマイクロチップが主流だそうで、それを体に埋め込み、誰の元で飼われているのかなど一目瞭然だそうです。迷子になっても保護されれば、飼い主の元に戻れます。
私が衝動に駆られる時。
それは散歩中の見知らぬ犬や知り合いの犬とじゃれ合った直後です。まさにいい部分しかみていない典型的なダメ飼い主になりますね。重々承知しております。今はダメ、ぜったい。
しかし今回はパートナーの叔父さんが飼っている犬とほのぼのした時間を過ごしてしまいました。賢くいい子。なぜいい子なのかも考えなければいけません。今後の課題です。
明日はその犬について綴っていきたいと思います。
毎度お読み頂き有り難うございます。
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