週末、蚤の市の後に義父の誕生日パーティーがありました。
こちらでは当事者が自分の家に人を招きます。
私も子どもの頃は”お誕生日会”を開いてお友達を呼んでいましたが、それも小学校でおしまいでした。大人になると何もしないか友達と食事に行って祝ってもらうか、家でハーティーパーティーなどとは無縁の生活でした。
移住後、初めての私の誕生日は彼の家族が我が家に来て祝ってくれました。イス、食器、場所、何もかもが足りず、又おもてなしの食事作り(彼の仕事ですが)などバタバタでした。終った後はどっと疲れが出て、誕生日ってなんだろう...とほげーっとした記憶があります。もちろん、お気持ちはとても嬉しいのですが、正直めんd (以下省略します)
しかしお祝いに行くのは楽しみです。勝手ながら!
ただ、義父...。自分の父親もそうですが、男性へのプレゼントは本当に悩みます。女性なら花や小物など探しやすいですが、うーん。結局何も買わずです。友人のアドバイスを参考に彼とも相談して、近々どこかのレストランで食事を御馳走しようという事で決着です。
そして夜。
お邪魔するとなんだかいつもと同じ雰囲気です。ハーティー感がありません。毎度集まる親族も皆揃っておらず、私達が早かったのかと思いました。すると早速食べましょうとキッチンへ。もう?
今日は義父のリクエストメニューよ!と言って出て来たのはsmörgås(スモールゴース)。
何でしょう、この朝食な感じ。
これは一般的に空腹時にちょっと食べたり、それこそ朝食、昼食メニューです。
パンの上に野菜やハム、エビ、キャビアなどお好みに合わせて色々のせます。
義母はテレビ出演も果たした程のお料理上手です。義父どうした?です。
でも本人が望むとあらばOKです。
その後デザートを食べ、お開きな雰囲気に。おや?
スウェーデンでは当事者に向けてお祝いの歌を歌います。が、それもなしです。ん?
お年を召した方の中には、祝われるのが嫌だという方もいらっしゃいます。しかし義父はそういうタイプではありません。
ところで他の人達は?歌わないの?など聞くに聞けないままぼや〜っと会は終わり、みんなでソファ+テレビ時間へ。結局それ以上人が来る事もなく、会は終了です。
あまりがやがやしない誕生日。居心地よかったです...。
いつも通りの中に一言おめでとうがあればそれで十分です。
私の目指す方向が定まった貴重な会でした。
余談ながら、このスモールゴーズ。実は昼間の蚤の市会場で私は食べていました。スモールゴースアゲイン。好きなので全く苦痛ではなく、むしろ黙って夜は2個半頂きました。大満足そして満腹です。
毎度お読み頂き有り難うございます。
↓ついでにクリック頂けると嬉しいです。