前回アップしたミトンの糸はまだ買っておらず相変わらず未完成のままですが、次、始めました。
前にも書いた事があるノルビンドニングです。
ヴァイキング時代には既に使われていたと言われる、とても古いテクニックです。必要なのは木の針と100%ウールの毛糸だけ。親指に糸を絡めて編み進めていきます。毛糸はちぎりながら使うので写真のように端同士を絡ませて水で霧を吹き、こすり合わせて連結させます。それを木針に通して編んでいきます。針はトナカイの角で作られているものもあり、私もいつか欲しいと思っています。
移住前からやってみたいと思っていて、こちらに住み始めてから何度か編みました。しかし飽きました。やらずじまいで早2年。いや3年?今またやりたい波がやって来ました。乗ります。
参考書はいくつかあるようですがここの図書館や本屋にはなく、取り寄せになります。その時間もやりたいので、ネットで色々調べて編み始めました。棒針・かぎ針と同じく、様々な編み方があります。それらの編み目はネットで調べれば画像を見る事は可能です。が、見ただけでは何がどうなってそうなるのか、私には全然理解出来ませんでした。
というわけで、何かを編み始める前に編み方のサンプルをいくつか作り、やり方と感想を記録しました。
まずはノルビンドニングの中でも一般的な編み方がこちら。
左:Oslo stitch 右:Finnish stitch
Osloは一番簡単で、どんな太さの毛糸でも対応出来そうです。仕上がりは柔らかくなる反面、少し薄地になります。
Finnishもやりやすい編み方でした。Osloよりも厚地になります。
次。もうこれ以上はちょっと、と思った編み方2つです。
左:Musen stitch 右:Russian stitch
Musenは難しかったです。細い針と細い毛糸で編めばまだなんとかなりそうですが、私の針は太かったので手間の割には進まないし手はつるし...時間がかかりました。タコ糸が入っているような太いラインが出来るので、それをデザインにし、たい場合にはいいと思います。でも私はもう編まないでしょう...。
Russianも然り。これも細い糸が適していると思いました。右利きであれば、通常は右から目をすくって左へ通します。でもこの編み方はある部分で針を逆方向から入れます。右手に針を持っているのに左から右に差し込む難しさ...。最後の方では少し慣れましたが、もういいです。
次。これから編んでみたいと思ったこの2つ。
左:York stitch 右:Oulu stitch
Yorkはとにかくねじれますし、なかなか進みません。糸の引き方を揃えないと醜くもなります。でも楽しいです。見た目がフラットなので色々主張したくない時にはいいと思いました。
Ouluは安定感があります。ただ緩めに編むのがポイントだと思いました。編み物全般そうですが、私は編み目がきつくなる傾向にあるので、いい練習になりそうです。
他にも編み方はありますが、毛糸が終わってしまったのでサンプルは今のところこの6点のみ。
どんなものにも利点と欠点があります。そしてそれらは紙一重でもあります。
私が思うノルビンドニングの欠点、裏を返せば利点、はこんな感じです。
毛糸を沢山使う⇔厚地で暖かくなる
情報が少ない⇔調べる労力、プライスレス
親指が痛くなる⇔筋力アップ
無理矢理感は無視して下さい。
今までにノルビンドニングで手袋と帽子を編みました。
次は靴下に挑戦しようと思います。
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