沢山の擬音語がある日本語。とても便利です。
例えば雨の降り方。
ザーザー、しとしと、ぽつぽつ。
どんな様子なのかすぐに想像ができます。
でもザーザーやしとしとがどんなモノなのか知らなければ意味がありません。勢いがあって沢山雨が降っている様子がザーザーで、静かに細かく降る雨がしとしと、などその描写を知っていなければ何の事?です。
スウェーデン語にそんな便利なオノマトペはないので、細かいニュアンスが伝えられずにヤキモキした事は何度もあります。私がザーザーと言ったところで、彼は理解出来ず。ただし、”動物の鳴き声”は別。そういった擬音語はあります。なぜそうなった?と思うものもありますが、スウェーデン人にしてみれば日本語の方が奇妙な様子。
以下、スウェーデン語の動物の鳴き声。
犬はvoff voff(ヴォフヴォフ)。でも私はティトにワンワンと話しかけています。首を傾げてきいていますが。
ネコはmjau(ミャウ)。わかります。
ウシはmu(ムー)。なるほど。
ブタはnöff(ヌッフ)。んー...。
ニワトリはkuckeliku(クッケリクー)。まぁ、んー...。
彼は日本語の方が面白いと言います。ブーブーとかコケコッコーと私が言うと、あはははと笑います。私も笑いたい。
そこで、擬音語がわからない彼に無理矢理オノマトペってもらいました。
ウサギが跳んで進むときは?→ぽんぽん。
ぴょんぴょんに似ています。
ステーキを焼く時は?→ちゅちゅちゅ。
ジューとは聞こえないみたいです。
ティトが何かを加えてスタコラ歩くときは?→たぱたぱ。
トコトコより合っているかもしれない...。
体を洗うときは?かゆくて掻くときは?ヘビは?と立て続けに聞いてみましたが、他は全てシャーとかシューとか同じになってしまいました。そして飽きたようで、もういい加減にしてくれと言われました。ちっ!
そもそもオノマトペの説明をするのも面倒でした。
スウェーデン語だとonomatopoetiska ord(オノマトポエーティスカ オード)。じゅもん?っていうかそれを発音出来ない彼。オノモト?オノパト?難しい!だそうです。何故だかスラスラ言える私を不思議そうに見ていました。いつもは発音出来ない&舌を噛む事ばかりの私は、なんだかちょっと嬉しい。
飽きた彼に更なるお題をなげる私。
スウェーデン人でも上手く言えない言葉、他にも何か言ってみてよ。と。
nationalencyklopedin(ナショナルエンスィクロペディン)。
意味は百科事典。
acetylsalicylsyra(アセティールサリシィルスィラ)。
アセチルサリチル酸。
....言える。
スラスラ言える。でもなぜこんな言葉ばかり。
もっと必要な言葉を練習するべきでした。
そしてオノマトペがなくても説明出来る語学力を身につけるべし。
毎度お読み頂き有り難うございます。
↓あーあ、アセチルサリチル酸が日常的に使われないかなー。と往生際が悪い私ですが、クリック頂けると嬉しいです。