スウェーデンのポスク(復活祭)では、子ども達が魔女に扮し、お菓子をもらうため各家庭をまわります。ハロウィーンのような感じです。魔女といっても、おどろおどろしいものではなく、ロングスカートにエプロンをかけ、頭にはショール、手にはやかんのようなものを持ちます。頬を赤く塗ってそばかすを描くのですが、この顔がみんな可愛くってたまりません。
夏至祭、クリスマスに並んで賑やかなこの時期。
それに便乗した私のパートナーはある物を買ってきました。
ひよこもびっくり。
袋にどっしり、1.5kgのお菓子です。
だってポスクじゃない?子ども達が来たとき困るじゃない?
とのことです。今まで一度たりとも子ども達が訪ねてきた事はありませんが。それを言うと、え?うっそだーと驚いていました。私の方が驚きたいです。
1.5kgってすごいです。
しかも中身が...スウェーデンなお菓子達。並べてみました。
左上はポスク名物うさぎのお菓子。表情は曖昧。
ザラザラとした砂糖がとにかく色々とまとわりついています。
食感はだいたいぐにぐにです。
右下はボルト?ねじねじの何か。これはもの凄い大量にありました。黒いから恐らくラクリスでしょう。甘草のお菓子でスウェーデン人は大好きです。独特な味で慣れると手放せなくなるらしいのですが、私は慣れるまで耐えられる自信がありません。
全体像はというと...。
わーおー。
オーブン用の天板に並べましたが、入りきりませんでした。
ポスクには彼の家族と食事をする予定ですが、その時に姪や甥にこのお菓子をあげると思います。でも60%は彼がぺろりだと思います。すごいな...。
ウサギの隣の麦入りっぽいチョコレート。唯一私が食べられるものはこれです。紙に包まれているのもチョコだと聞いたので試しにかじりましたが、ねちょーっとしていて無理。右下の色とりどりな球体はM&M的な?と思ってかじりましたが、白くて甘い何かで無理。食べられずにうわーと言う度に、パートナーはしょうがないなと言って残りを食べます。やれやれ...な雰囲気を出していますが、うそです。絶対に嬉しいはず...。
並べる作業は楽しかったです。
片付ける時、種類毎に袋にしまおうか?と彼に聞きました。すると、全部ごちゃまぜ、入れてあった紙袋に入れてくれとの事でした。その真意はわかりませんが、おっしゃる通りざばっと元に戻して終了。
あぁわからない...
美味しさも食べ方も量も何もかもわからない...
ポスクで巡る子ども達は既にgodis(お菓子)の魅力を存分に理解しているのでしょう。
彼の家族内でこのお菓子が巡る時、いつも私は断るのでノリの悪い奴と化します。今年もその雰囲気に耐えたいと思います。
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