スウェーデンで外食するとなかなかのお値段になります。
ランチは日本より若干高い程度ですが、少しいいところでディナーしようと思うと格段に値が上がります。その為、私達はお祝いごと以外ではあまり行きません。
が、先日はパートナーが御馳走してくれるというので久々に行ってきました。
薄暗い店内。
メニューにもちろん写真は載っておらず、スウェーデン語の読解からスタート。普段食べない物や、使わない単語はもちろんわからず、オーダーを決めるのには時間がかかります。
今回、美味しそうだと思う前菜と主菜が魚料理で若干かぶりました。
それでも食べたかったものとは...?
前菜、サーモンのたたき。ポン酢唐辛子ソースとタピオカ醤油で召し上がれ。
たたきはtataki、唐辛子はtougarashiと日本語名で表記されていました。なんかそう言われると食べたくなっちゃうじゃない!というわけでオーダーです。
これはもう...極上の味でした。特にポン酢唐辛子(手前のソース)との相性が最高で、今写真を見ているだけでよだれが出そうです。
この前菜とかぶった主菜の魚料理。
それはイワナを使ったものでした。イワナもサケ科ですが、肉よりも食べたかったので承知でオーダー。
長いブロッコリー。
貝類が添えてあったのもまた魅力的であり、想像通り美味しかったです。
ところが、彼が頼んだ子鹿のステーキ。少し分けてもらったところ、とろける柔らかさの肉にやられました。
あぁ...ちょっと後悔...。これにすれば良かったです。
その後デザートも頂いて満腹で大満足のディナーが終了しました。
お会計です。
店員さんに伝票を持ってきてもらい見たところ、何かの間違いでは?と目を疑いました。
こんな高額...!ではありません。逆でした。合計額はかなり安く、一つずつ見ていくと全てが30%割引されていました。
お店の方に確認すると、今週は新しいメニューを試しに提供する期間であり、お客さんの反応や意見を聞く為に割引しているとの事。なんていいタイミングで私達は来たのでしょう。御馳走すると言ってくれた彼はもちろん私以上に大喜びしていました。
こういう偶然が多々あるパートナー。
欲しい物があってお店で迷っていると、店員がやってきて急に割り引いてくれたりします。もちろん自分で値引き交渉もたまにするのですが、私が見たところ95%の確率で交渉は成立します。
そして道でお金を拾う確率も非常に高い彼。5kr、10krはザラですが、紙幣を拾ってきた時には驚きました。
その分、人にお金をあげることも多いです。家族や友達にそこまでしなくてもいいんじゃない?と思う程渡したりします。私達は決して裕福なわけではないので心情は複雑ですが、そういう彼をみていると神は知っているな...と思ってしまいます。
因果応報。
私はこちらで一度もお金を拾った事がありません。
神...ちゃんと仕事してるな。と思った我が身を振り返る晩餐でした。
毎度お読み頂き有り難うございます。
↓拾っても私にくれたりするパートナー。神も先刻ご承知、逆は有り得ない私ですが、クリック頂けると嬉しいです。