初対面でもざっくばらんに話をし、すぐに仲良くなる人。と、そうでない人。
プライベートにおいて私は断然後者です。
サラっと仲良くなれるかというとそうではなく、人付き合いの傾向や価値観は似ている私とパートナー。
ですが、数人ながら心置きなく話が出来る友人達はいます。
彼の場合、家族のように親しくしている大親友が2人。
友人Aは幼なじみであり、もし奴が病気とかになっちゃったらどうしよう、と目にうっすら涙を浮かべながら語ります。
友人Bについては、毎回的確なアドバイスをくれる先生みたいな奴!だそうです。
なかなか3人一緒に会える事はありませんが、その機会があると実に嬉しそうに出掛けていきます。
その友人Bがもうすぐ誕生日を迎えるそうです。
サプライズ好きな彼ですが、私は苦手なので普段それを実行出来ずにいます。でも。ここぞとばかりにサプラーイズを計画し始めました。友人Aと電話で話す事1時間以上...。その案とは。
ちょっと久しぶりに良い所でディナーでもしようよ!と誘い出す。
席についたら、今日は誕生日のお祝いだから僕たちが御馳走するよ!とネタばらし。
食事を終えてさぁお開きという時に、実はもう一つプレゼントが。とサプライズアゲイン。
アレを差し出してお祝い終了!
だ、そうです。
ありきたりと言えばありきたり。
ですが2人はでもさ、でもさ、こういうのはどう?と小学生のように相談し合っていました。楽しそうでなにより。
最後に渡すアレとは。
ここは大人のプレゼント。
キン消しとかじゃなくてよかったー。
ウイスキーのグレンゴイン、21年物です。
私には全く良さがわかりませんが、なかなかの代物だそうです。
でも味には好みがあります。これは本人が欲しいと言っていた物なのか?否。自分達で色々調べて決めたそうです。好きな味である事を願います...。
ラッピングをお願い出来る?と彼に頼まれました。
私はラッピングがとても苦手です。が、ここは私も一つ、何かお役に立ちたい...というわけで包んでみました。和風に。
苦手なのでシンプルに。プラス、水引を結ってごまかしました。
喜んで頂けると嬉しい...。
用意が整い、あとは当日を待つだけです。
でも遠方に住んでいる友人Bがくるのは5月です。
彼にしてみればこのうずうず期間もたまらないそうです。
サプライズ...満喫しているな...。
満喫し過ぎて彼はある物を買いました。自分用に。
ファッジ。グレンゴインの。
またお菓子...。甘い上にウイスキーの風味がもの凄く、私は食べられません。彼は立て続けに食べていた為、私は止めました。すると私の顔をジッと見つめ、君の顔がファッジに見えてきた...と呟く有り様。四角くないし。むしろ細長いんですけど。
重症です。これはすぐにたいらげるでしょう。
友人Bに見せたいとか言って(言い訳)また買うと思います。
君がこれ嫌いでほんっとに幸せだよ!と缶の中に鼻を入れ、臭いを嗅ぎながら喋っていました。
恐るべしゴーディス(お菓子)モンスター。
ある意味私にとってはサプラーイズな彼、でした。
因みに昔、私は糠味噌の臭いが好き過ぎて、鼻の下に糠を塗って家でくつろいでいました。それを見た母はもちろんドン引きし、やめなさいと叫びました。彼が聞いたら驚く私、糠味噌モンスター。どちらかと言うと私の方が危険度が高かったです。
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