小さい頃に母がワンピースを編んでくれました。
色はくすみがかった綺麗なブルー。モヘヤでふかふか温かく、とても気に入っていました。体が大きくなってくるとそれをほどいてセーターにしてくれました。
そんな母が見ていた編み物の本を一冊もらい、先日届いた荷物に入れていました。
数ある本のうち、なぜその一冊なのかと言うと...
北欧柄だったからです。
それにしても時代を物語っていますね。
流行は繰り返すと言いますが、これらのモデルのメイクやコーディネート、恐らく繰り返さないでしょう。肝心のセーターも色合いにちょっとひるみます。しかし、柄はとても素敵でした。トナカイや人形が連なる、バイキング時代から続く伝統的なパターン。デンマークはオランダから、スウェーデンはノルウェーから編み物の文化が広まったそうです。手間がかかりそうで毎回見るだけで終わってしまいますが、細かく丁寧な説明が書かれているので、いつか一着は編みたいと思っています。
子どもや男性用も載っていました。もちろん男女ペアルックも。
ちょっぴり照れ屋な彼だけど、これを着たらキャンパスを歩くみんなは2人に釘付け!だそうです。今実践したら違う意味で注目されそうですが、それもまた一興。
そういえば今シーズン、私は編み物をしていません。
彼の手袋を昨年編み始めましたが、途中放棄したままです。幸い彼もすっかり忘れているようで何も言いません。それをいい事に、久々に何か違うものでも編んでみようと思いました。
そんな考えが漂っていた近頃。
偶然義母からこんなポストカードを頂きました。
北スウェーデンで昔から編まれている伝統模様のミトンです。
恐らくトナカイの毛皮であろう敷物も魅力的。
義母は一番下、6時の方向にある黒地に赤のミトンを編んだ事があるそうです。裏側には2色の糸が渡っているので編み地が厚くなり、保温性ばっちりになるんだとか。私は...迷いましたが10時の方向、赤地に青と緑の花模様が好きです。その隣、ラスタカラーで真冬にレゲエ気分を味わうのもいいかも知れません。
気分がのってきました。
この勢いで何か編んじゃおう!と企んでいます。
毎度お読み頂き有り難うございます。
↓ほどくのもイヤだし進むのも飽きた彼の手袋。一応いつかは仕上げたい私ですが、クリック頂けると嬉しいです。