SIMPELT LIV

som är inte så simpelt
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# その約束...すごいな。

 

未来の事は誰にもわかりません。

私自身、将来は日本に住むかもしれませんし、明日事故に遭う可能性もなきにしもあらず。未来は流動的なのでその時になってみないとわからない事は沢山ありますが、もしできるのであれば可能な限り心構えや準備をしておきたいと思っています。あまり考えすぎると今がつまらなくなる、ということに薄々感づいて来た私ですが、なるようになる、という考えは基盤があってこそ成り立つものだと私は思っています。そんな私はパートナーから現実主義者と呼ばれます。

 

相対して楽観主義者のパートナー。

ここに住むようになってすぐに覚えた言葉がいくつかあります。

耳にする頻度が高いからこそ覚えたのですが、そのうちの一つは彼の気質も垣間見えるような言葉でした。

Vi får se. (ヴィー フォール セー)

その時になってみたら...ね。というニュアンスの決まり文句。

 

街で偶然知り合いに遭遇し、久しぶりに盛り上がる。

今度ごはん食べにいこうよ!と意気投合したはいいけれど、まぁとりあえず、vi får se。よくあるやりとりです。はっきりとわからない先の事にはピッタリな、使える言葉です。こうした状況で使うのは全く問題がないのですが、詳しく知りたい予定の時に言われると私はモヤモヤします。

 

パートナーはとりあえずなんとかなるでしょ、という感覚でこの言葉を使いのんびり過ごします。その感覚の違いに一人悶々とした記憶がとてもありますが、実際思い通りにならなかった場合彼はどうなるのかというと、仕方がないね、とサラっと流します。すごいスキル...。そう思えるからこそ言えるvi får seなのでしょう。納得しているのなら私が言うべき事はもう何もない...。ただし私も関わりがある計画は、なるべくその言葉でうやむやにして欲しくない、と思っています。

 

なぜこんな事を書いたのかというと。

まさに先日、彼のvi får seに驚かされる事があったからです。

 

例えて書いた状況の様に、先々週彼は子どもの頃同じ学校だった友達に偶然スーパーで会ったそうです。そして今度飲みに行こう!と約束をして帰ってきました。それは楽しみだね、と私も楽しくその話を聞いていましたが、その後驚きました。

 

友達の名前を聞いたところ、たぶんビョーン君だと思う、と返事が。たぶん?どういうことか聞くと、どうやらその友達は一卵性の双子らしく、実際どちらだったのか定かではないとの事。しかも、クラスは同じではなく、外で一緒によく遊んでいただけだから同級生じゃないかも。歳はわからないし、苗字も住んでいる所もわからないよ!てへ!らしいです。

 

す、すごい...。

双子のどちらだろうと関係なく話が盛り上がったのか...。それでよく飲みにいく約束したな、とある意味尊敬の眼差しで彼をみつめました。なんか色々不安じゃないの?と聞いてみたところ、名前とか住んでいる場所とかは話しているうちにわかるでしょ、vi får seだよ。と笑っていました。出たな、決まり文句。

○日○曜日の夜、19時に○○のパブで待ち合わせした、と詳細を教えてくれました。そこはしっかり約束をしたらしいのですが、その約束までには日にちがだいぶ空いているので、前日にもう一度確認の連絡した方がいいんじゃない?と言ってみたところ。

電話番号もメアドもわからないよ。てへ!らしく。

不安すぎる...。

ビョーン君(らしき人物)が忘れて来なかったらどうするの?とたたみかけてみると、ここでも出ました、vi får se。

 

当日、彼は意気揚々とパブへ行きました。

が、二時間後。割と早めに帰って来ました。話が弾まなかったのかと思って訊ねてみたら、ビョーン君(おそらく)は来なかった...とがっくり。一人でビールを飲み、ぶらぶらして帰って来たみたいです。次からはせめて電話番号は聞こう、と慰めました。

 

今回は”しょうがないよね”では流せなかった彼。彼にとってvi får seでがっかりした稀な例でした。これからはこの教訓を色々な場面で応用してくれることを願っています。

 

それにしてもお友達はビョーン君だったのか否か。

確認出来る日が来る事も願っています。

 

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    # ザイトウイチ?

     

    部屋でくつろいでいたらパートナーがドアを開け、サイトウイチ!と叫びました。

     

    なんだ?サイトウイチって。

     

    眉間にシワを寄せながらなんなんだ?と考えていると、間違いです、ザイトウイチ!と連呼し始めました。THE伊藤市?伊藤さんの催し物?聞いた事ないけど。しばらく考えていましたが、刀を持つ振りをし始めたところで私はようやくわかりました。

     

    座頭市。

     

    最近彼は勝新太郎バージョンの座頭市シリーズを見始めたようです。なぜ今。

    このように覚えたての日本語を急に私に投げかけるパートナー。その度に私は頭の中がはてなマークでいっぱいになり、答えが間違っている問題を解く事になります。

     

    劇中で話される日本語は普段使わないものばかりです。自分の事をあっしと言わないことを願うばかりですが、色々な日本語を聞くのは楽しいようで、毎日一話ずつ楽しみに観ています。

     

    このようになんとか答えがわかればいいのですが、未だに謎な彼の日本語があります。

     

    おーほいほい。

     

    彼の叔父さんと彼が会うとき、おーほいほいと挨拶し合っていました。最近耳にする事はありませんが、なんだそれ?です。初めてその挨拶に出くわしたとき、私は非常に戸惑いました。

    しかも叔父さんにおーほいほいの意味ってなぁに?と聞かれ、私が聞きたいわ!と一人心で突っ込んだ覚えがあります。彼に聞いてみると、彼もよくわからないとの事。再びなんだそれ?です。どうやら何かの映画の台詞でおーほいほいと聞こえるシーンが何度もあり、”日本人がよくいう言葉”としてインプットされたようです。どの映画だったのか...。検証してみたいところですが、随分昔で忘れてしまったらしく残念です。っていうか随分昔からおーほいほいと言い合っていた彼と叔父さんが面白すぎて、たまにふと笑ってしまいます。そしてソレを挨拶にする謎。

     

    私が思うに恐らく”あーはいはい”、ではないかと。

     

    何か合点がいった時、あーはいはい。

    うんざりな小言に、あーはいはい。

     

    私も結構言っていたかもしれません...。

    今後そんな場面に出くわしたら、おーほいほいと言ってみようかと思います。彼の反応や如何に。いや、そもそもそれが正解かは不明ですが。

     

    しかし彼の事を心底笑えない私。きっと私も、なんだそれ?なスウェーデン語を毎日喋っていると思われます...。笑いはするものの、少しヒヤっとする彼との空耳アワーでした。

     

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      # シンプルなインパクト

       

      スウェーデン生活も早いもので3年半が経ちました。

      最初はもちろん色々な葛藤がありましたが、今では落ち着いて生活出来ています。が、未だに慣れないものが私にはあります。

       

      それはトイレ。

      ショッピングモールや学校など、男女共用トイレをよく目にします。街の中心地にある商業施設が以前リニューアルし、外観や設備が新しくなったのですが、トイレも然り。偏見や差別に敏感なスウェーデンらしい策ですが、そこまでもか...と私は思ってしまいます。

       

      先日そのスウェーデンらしさが伺えるピントグラムを発見しました。

      トイレの標識です。

       

      トイレ標識

       

      男性が内股で女性らしく、女性が足を組んで男性らしく。

      こんなことを書くと、そもそも”らしさ”ってなに?とバリバリのスウェーデン人に突っ込まれそうですが、見事なユニバーサルデザインで、なるほど...と思わず写真を撮りました。

       

      デザイン、ピントグラムの奥深さに唸ります。

      簡潔かつ明白、パッと見ただけで性別云々を軽く超越しました。

      トランスジェンダーの人々にとってはとても有り難いデザインでしょう。スウェーデンの至る所で見かける男女共用トイレは、彼らにとっては余計な事を考える事もなく使用できます。これぞスウェーデンの”平等”です。

       

      いいですね、平等。

      でも私はこのトイレ平等問題に関しては未だに慣れません。冒頭で書いたリニューアル商業施設ですが、何を思ったか個室のドアはすりガラスに変わっていました。もちろん分厚くて中が見えるような事はありませんが、うっすら人の動きが見えます。なぜそのドア?しかも男女共用なのでドアの前には男性が待っている事もあるわけです。透明な、すりガラス、越しに。落ち着かない...。

       

      スウェーデン人である彼のお母さんとこのトイレの話になった時、彼女は言っていました。

       

      有り得ないわよね。

       

      小さいお店や会社ならば男女共用は仕方のない事です。多くの人が利用する場所での共用、しかもすりガラス、意味が分からないわ!と普段穏やかな彼女は憤慨していました。なんか少しホッとしました。

       

      使いにくさを感じる私達。平等って難しい、と考えます。

      私の脳みそでは答えが出ません。

      なのでいつも正解ってなんだろねーと締めくくってうやむやにしています。

      今日も同じく。以上です。

       

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        # あれから40年

         

        パートナーと出会った頃は新鮮でした。

        一緒にいるだけでなんとなく幸せでした。

         

        あれから40年。

        最近はお茶を飲む音までイヤになり、一度入れてみたい、トリカブト。

         

        お察しの通り中高年の星、きみまろさんです。

        あと数十年後、わかるわぁと思いながら私もげらげら笑って聴くのでしょうか。今でも若干わからなくもなく、笑わないかというと嘘であり、どちらかというととても好きなあれから40年。

         

        そうやってふと思い返す事柄は日々あります。

         

        私の場合、あれから1年。

        40年に比べればついこの間ですが、ちょうど1年前の今頃、自転車で転んで左手首を骨折しました。抜糸が早かったため傷跡はだいぶ悲惨に残っていますが、お陰様で今では問題なくほぼ以前のように生活しています。先日彼の家族とお茶をしている時その話になり、早いわねぇと皆でしみじみとしました。

         

        砂利道を自転車で走行していました。そこに少し大きな石があり、タイヤがちょっと乗り上げた瞬間すべって転びました。私に限らず、そういった道で怪我をする人は大勢いると家族は言います。せめて全面一斉工事ではなく、片側一車線ずつにしてほしいところですがここは北スウェーデン...。言いたいことは沢山ありますが、労働力は限られており、交通量も日本の比ではありませんから色々仕方がないのでしょう。私の場合は自転車を降りるべきでした。各々が注意するしかありません。

         

        そして同じくあれから1年。

        怪我をした2日後に今のアパートへ引っ越してきました。

        まだ思い出したくない事がわりと沢山あります...。まわりにも迷惑をかけ、痛みで夜も眠れず、何も出来ないイライラで彼にも八つ当たりし、私だけではなく彼も同様になんだか悲惨な日々だったような...。

         

        出会った頃の彼女は食べたくなる程可愛かった。

        あれから数年。あの時食べておけばよかった。

         

        可愛いかったということにしますが、彼から時折このようなわなわなとしたオーラが伝わってきていました。

         

        これから40年。

         

        どうなるのでしょう。賞味期限を鼻で確かめ、彼に食べさせるのでしょうか。来年の事もわかりませんので、40年後などはるか未来のようです。いや、もうアレな確率の方が高いか...。今後も怪我や健康管理には注意し、”ババァ”になった時にも笑えるよう、”ジジィ”と堅実に生きて行きたいと思います...。

         

        毎度お読み頂き有り難うございます。
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          # 厚い友情

           

          初対面でもざっくばらんに話をし、すぐに仲良くなる人。と、そうでない人。

          プライベートにおいて私は断然後者です。

          サラっと仲良くなれるかというとそうではなく、人付き合いの傾向や価値観は似ている私とパートナー。

           

          ですが、数人ながら心置きなく話が出来る友人達はいます。

          彼の場合、家族のように親しくしている大親友が2人。

          友人Aは幼なじみであり、もし奴が病気とかになっちゃったらどうしよう、と目にうっすら涙を浮かべながら語ります。

          友人Bについては、毎回的確なアドバイスをくれる先生みたいな奴!だそうです。

          なかなか3人一緒に会える事はありませんが、その機会があると実に嬉しそうに出掛けていきます。

           

          その友人Bがもうすぐ誕生日を迎えるそうです。

          サプライズ好きな彼ですが、私は苦手なので普段それを実行出来ずにいます。でも。ここぞとばかりにサプラーイズを計画し始めました。友人Aと電話で話す事1時間以上...。その案とは。

           

          ちょっと久しぶりに良い所でディナーでもしようよ!と誘い出す。

          席についたら、今日は誕生日のお祝いだから僕たちが御馳走するよ!とネタばらし。

          食事を終えてさぁお開きという時に、実はもう一つプレゼントが。とサプライズアゲイン。

          アレを差し出してお祝い終了!

           

          だ、そうです。

          ありきたりと言えばありきたり。

          ですが2人はでもさ、でもさ、こういうのはどう?と小学生のように相談し合っていました。楽しそうでなにより。

           

          最後に渡すアレとは。

           

          ウイスキー

           

          ここは大人のプレゼント。

          キン消しとかじゃなくてよかったー。

           

          ウイスキーのグレンゴイン、21年物です。

          私には全く良さがわかりませんが、なかなかの代物だそうです。

           

          でも味には好みがあります。これは本人が欲しいと言っていた物なのか?否。自分達で色々調べて決めたそうです。好きな味である事を願います...。

           

          ラッピングをお願い出来る?と彼に頼まれました。

          私はラッピングがとても苦手です。が、ここは私も一つ、何かお役に立ちたい...というわけで包んでみました。和風に。

           

          ラッピング

           

          苦手なのでシンプルに。プラス、水引を結ってごまかしました。

          喜んで頂けると嬉しい...。

           

          用意が整い、あとは当日を待つだけです。

          でも遠方に住んでいる友人Bがくるのは5月です。

          彼にしてみればこのうずうず期間もたまらないそうです。

          サプライズ...満喫しているな...。

           

          満喫し過ぎて彼はある物を買いました。自分用に。

           

          glengoyne お菓子

           

          ファッジ。グレンゴインの。

           

          またお菓子...。甘い上にウイスキーの風味がもの凄く、私は食べられません。彼は立て続けに食べていた為、私は止めました。すると私の顔をジッと見つめ、君の顔がファッジに見えてきた...と呟く有り様。四角くないし。むしろ細長いんですけど。

           

          重症です。これはすぐにたいらげるでしょう。

          友人Bに見せたいとか言って(言い訳)また買うと思います。

          君がこれ嫌いでほんっとに幸せだよ!と缶の中に鼻を入れ、臭いを嗅ぎながら喋っていました。

          恐るべしゴーディス(お菓子)モンスター。

          ある意味私にとってはサプラーイズな彼、でした。

           

          因みに昔、私は糠味噌の臭いが好き過ぎて、鼻の下に糠を塗って家でくつろいでいました。それを見た母はもちろんドン引きし、やめなさいと叫びました。彼が聞いたら驚く私、糠味噌モンスター。どちらかと言うと私の方が危険度が高かったです。

           

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