昔のビバヒルの吹き替えがアレだった事は有名な話です。
中でも、デヴィッド坊やがよく言うセリフがこれ、”ワーオです”。
すげぇ!と言いたい時、意表をつかれて驚いた時、坊やはよくワーオですと洩らしていました。
ワーオです...
昨日、気付けば私はそう呟いていました。
スウェーデンのアパートのキッチンはだいたいどこも似たようなものです。丸いプレートが電気で発熱するタイプのソリッドエレメントコンロか、フラットなIH。その下部分にはもれなくオーブンが設置されており、コンロとオーブンが一体化しています。
オーブンを開ける時、親指でつまみを押してロックを外してから開けますが、つまみにかぶせてあるプラスチックが割れてしまいました。金属がむき出しになっているので、ミトンをつけないと熱くて触れません。入居時に既に割れており、早々に直してもらったのですが、それから3年でまた割れました。
自治体に連絡して替えのプラスチックカバーをつけてくれるよう頼みました。やってきた修理人はオーブンの型番を確認し、合うものを取り寄せてからまた来ると言って去って行きました。
それから数週間。
いつものように忘れられてるな、と思った頃にまた別の修理人がやってきました。オーブンの型番を確認させてくれ、と。報連相が上手くいってないのだろうと思い、私は何も言わずにキッチンに通しました。写メを撮って去ったその修理人。
それから数週間。
昨日、ティトとの散歩が長くなり、いつもより遅めの昼食となりました。13時半頃から準備に取りかかり、サーモンと野菜のホイル蒸しをフライパンで熱し始めました。だいたい20分で出来上がりですが、10分が経過したところで玄関のベルが鳴りました。オーブンを取り替えに来た者だけど、と前回の2人とはまた違う修理人がそこに立っていました。キッチンに通すと、ちょっと料理止めてくれる?と修理人。オーブンのつまみ変えるだけなのに?と思いつつ、言われるがままフライパンをどけました。修理人はオーブンコンロを前に引きずり出し、サイドに記されている型番を確認しました。また確認?とちょっとうんざりした私に、その修理人は必要なものを車に取りに行くから、と言って家を出て行きました。つまみ1つなのに?持って来なかったの?と不思議に思っていると、もう一人別の修理人を連れてやってきました。新しいオーブンコンロと共に。
ワーオです。
つまみ交換ではなく、本体ごと交換になりました。
今まで使っていたものをごっそり取り外し、電動ドライバーやら水平器などで色々調整しつつ、彼らは新しいものをカポっとはめました。その間30分。途中だった鮭のホイル蒸しはゾンビ化。夕食のために解凍し、冷蔵庫に入れようと思っていたパイシートはカピカピ。
賃貸のアパートなので、元々のオーブン&コンロは使い古され、落ちない汚れや傷がたくさんありました。新しいものになって嬉しいのはもちろんですが、事前に連絡をくれていたら、そもそも全取っ替えだと教えてくれていたら、とモヤモヤする気持ちもあり、結果ワーオです。
しかもこれ、背後のコンセントが邪魔して壁との間に隙間があります。私達が前に使っていた型とはちょっと異なるらしく...。
いやだ...。
この状態で設置完了?と訊ねると、コンセントが邪魔してるから、と修理人が返答。それはわかるけどこの状態では困る、と伝えたところ、じゃあ他の修理人を手配するから、と言って2人は帰って行きました。いつ来るのかはもちろん不明。聞かなければきっと手配せず。なんだか気分がパッとしませんが、ゾンビ化したホイル蒸しを新品のブツで温め直し、黙々と食べました。
帰宅した彼に、無言でオーブンコンロを見せました。
ワーオ。
冗談抜きで本当にそう呟いた彼。
新しくていいけど、何この隙間。ってごもっとも。
隙間に油が落ちて行かないよう、しばらく工夫しながら使って行こうと思います。
因みに設置直前、IHの方がよかった?と聞かれました。IHがいいと言ったらどうなっていたのか。その後の事を考えると色々面倒くさくなって、それでいいよ、と言った私は間違っていたのか。
以上、素直に喜べない新品家電でした。
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ベリーの季節になってきました。
7月の終わり頃に1週間暑くなりましたが、8月に20度以上になる日はありませんでした。そのせいか例年はこの時期もう終わりかけのカシスやフサスグリも、やっと今収穫出来るようになりました。
裏庭はアパートに住む人々の共有スペースですが、1階に住む女性がカシスとフサスグリを昔そこに植えたそうです。私達は昨年、誰が植えたか知らず当然のように穫っていたら、その女性が家から出てきて、それ私が昔植えたの、と教えられました。だから穫っちゃダメという事ではなく、女性はご自由にどうぞと言ってくれました。そもそも共有スペースを自由に使ってはいけないのですが、それは今はおいといて。
その女性を仮にQさんとしましょう。
1週間前、私はそのカシスを摘みに行きました。
少ないながらも熟した実があり、それを選んで穫っていたのですが、私の姿を目にしたQさんが家から出てきて言いました。まだ早いからもう一週間待て、と。熟したのだけ穫ってるんだけどとは言えず、オーケーイと返事をして家に戻り、1週間待つことにしました。
そしてちょうど一週間後の夜。
ティトは玄関ホールでダラダラし、私達もそれぞれ好きなようにのんびり過ごしていた20時。ピンポーンと誰かが訊ねてきました。こんな時間に心当たりもなく、ティトは飛び上がってワンワン吠え、私達も驚きながら慌ててドアを覗きました。立っていたのはQさん。はて?
ドアを開けて一応快く挨拶すると、Qさんは手に持っていたフサスグリとカシスの実を私達に差し出してきました。もう食べごろだから摘んでも平気よ、と。突撃訪問はあんまり好きじゃないんだよな...と内心思った私と彼ですが、わざわざ教えに来てくれてありがとう、とお礼をしました。じゃぁまたと締めくくろうとした私達にQさんは、私ラズベリーが実っている場所みつけたの!と教えてくれました。
あのね、場所を教えたいんだけど口頭じゃ上手く説明できないから、あなた達のバルコニーに行ってもいいかしら?と靴を脱ぎ始めたQさん。うそでしょ...?と心で呟きつつ、どうぞどうぞと言う私のお口。バルコニーまでには玄関の廊下を歩き、リビングを横切らなければなりません。うっわー見せたくないわーと喉元まででかかる言葉を飲み込みつつ、こっちこっち!と招く私のお手て。
Qさんはバルコニーに出ると裏庭を色々指差しながら、あっちから回ってあの小道に入ったところの両脇にある!と、説明してくれました。それ口頭でもいいよね?って日本語でうっすらぼやきつつ、それを紛らわすように写真を撮る私。それがこちら。
Qさんが持ってきてくれたベリーと共に。
説明し終えたQさんは、入ってきた時と同じように部屋を色々と眺めながら帰って行きました。そう、たぶんベリーはちょっとした口実で、部屋の中が見たかったのだと思われます。あーあ。
そもそもなぜQさんなのかと言うと。
彼女は以前、たまたま私の彼と同じ所で習い事をしていました。
それはQigong、気功です。だからQ。
彼は先生と相性が悪く数ヶ月で辞めましたが、一緒に習う中でQさんの人となりを少し理解していました。ここに引っ越した時、私は彼からこんなことを言われていました。
Qさんはいい人だけど、人の事にすごく興味があって知りたがるから、ちょっと注意ね、と。
知られたところで何を言われても別にいいのですが、このように突然プライベートなスペースに入って来られるのはあまりいい気分がしません。Qさんが帰ったあと、彼と顔を見合わせてお互い深いため息をつきました。無下に拒否するのもそれはそれで嫌なので、もうどうしようもないのですが。
翌日。
カシスを摘んでシロップを作りました。その件はQさんありがとう。
2.25ℓ分の実。
煮詰めて濾して砂糖を加えて、完成したのは1.5ℓ分。
ちょうどこのシロップを作り終わった直後、ティトと散歩に出掛けたらQさんに会いました。私が教えた場所のラズベリー摘んだ!?と聞かれましたが、とりあえずカシス摘んで今シロップ作ったところ、と伝えました。どれくらい作ったのか聞かれたので1.5ℓと言うと、ずいぶん少ないのね!とちょっとディスられました。もっと摘んでネットで売ればいいのに!と助言をしてくれましたが、ヘラヘラ笑ってやり過ごしました。
−20度の冬。寒すぎて道端では長話しません。だいたいが挨拶だけです。
早く冬が来ればいいなって移住後初めて思いました。
外じゃゆっくり話せないから...ってまた突撃訪問がありそうな気がしないでもないですが、ないと願って。
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2週間前の週末、彼の両親と日帰り観光をしてきました(詳細こちら)。
1週間前の週末、彼の両親から今度は○○に行こう!と提案されました。毎週は正直しんどいな、と思った私達(主に私)は断りました。
そして先週末、疲れない程度の観光地を近場で見つけたので、私達から両親を誘って行ってきました。彼らは私達と出掛ける事をとても喜んでくれますし、実際楽しそうです。だんだん体も不自由になってきていますし、元気なうちに彼も親孝行したいでしょう。私も気持ちを切り替えて、負担がかからない程度だったら可能な限り一緒に出掛ける事にしました。
実はその前日も同じ場所に行った私達。目的は特になく、ぶらっと行った場所でしたが、たまたま彼がチョコレート屋さんを見つけました。が、残念な事に土曜日はお休み。チョコレートと聞くとアドレナリンが吹き出す彼は、看板に書いてあった番号に速攻電話して、日曜日なら営業しているとの情報を得ました。明日もここに来よう!と意気込んだ彼。じゃあせっかくなら両親も一緒に、となった次第です。
目的地のお店は広い牧草地にポツンとありました。チョコレート怪物の彼は一目散にお店に入って行きましたが、ティトは入店できないので、私はティトと一緒に周りの風景を眺めて楽しみました。
店主が飼っている羊達。
こういった場所では時間の経過がとてもゆっくりに感じられます。のんびり穏やか。不思議です。
と、私がぼーっとしている間、ティトは店に入ったまま一向に出て来ない彼を恋しがり、店の前で動かなくなりました。
かわいそうに...。
両親は一足先に出てきてくれて、ティトの面倒を見るからお店を見ておいで、と気を遣ってくれました。店に入ると、チョコ好きは店員さんに様々なチョコを説明してもらっており、駄菓子を買う小学生男子のように真剣に悩んでいました。悲しいかな、金額は駄菓子ではないので。
ここは吉祥寺?
お店にはチョコだけではなく、エコ洗剤や麻製品、羊の毛皮など、興味深い品々が並んでました。この毛はあの羊達の親戚か...と少し複雑になりましたが、温もりがあって衝動買いしそうになりました。よく考えても欲しかったら、それはまた今度来た時。
私には目もくれずチョコだけを見ていたアイツですが、お店を出た後、何を買ったのか見せてもらいました。
自分のお金だからいいですが...買ったよねー...。
でもね!セールで安くなっているのもあったから!と言い訳していましたが、楽しそうだったので別にいいです。何から食べるか迷ちゃうから、あみだくじ作って!と頼まれました。はぁ?という興味なさそうな私を完全に無視して、何が当たるかなー♡と一人盛り上がっていた男子。幸せな人です。
お店を後にした私達。
あてもなくドライブしていると、ちょっとした休憩所のような広場を見つけました。親子のヤギと巨大なウサギもおり、ティトも私も興味津々。彼は興味なし。
古い建物もいくつかあり、昔のスウェーデンの暮らしを紹介してくれる施設もありました。薪で火を起こせるとは言え、昔の北スウェーデンは想像を絶する寒さだったでしょう。敢えて狭い家を作り、温かい空気が保たれるように工夫していたようですが、それにしても...です。考えただけで日本に帰りたくなりました。現代で良かったです。
しかも今は夏。それだけで素晴らしい。
あいにく雨が降ってきてしまい、長居せずに帰ってきてしまいましたが、みんなが喜ぶ良い休日となりました。
帰宅後、仕方がないので私はあみだくじを作り、あードキドキしちゃう!とか言う男子にお付き合いしました。チョコでこんなに喜べるなんて。私にとっての”チョコ”はなんだろう...と考え始めたら色々食べたくなっちゃって一つに絞れず。とりあえず銀ダコと山菜の天ぷらとあん肝とミョウガのみそ汁と...って結局とりあえずにならないので終わりにします。
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人生には色々な瞬間があるものです。
それを運命と捉えるか、ただの偶然と捉えるか。
悲しい出来事の場合は、それが運命だったと思い込まないと救われない場合がありますし、本当にそうなのかもしれません。しかし、何でもかんでも運命に結びつけ、意味を見出そうとするのはちょっと違うかな、と思います。付き合いが浅い人に、あなたと私が出会ったのは運命!などと言われると、その方とはちょっと距離をおこう、と思ってしまいます。そのくせ、ご縁という言葉は好き。これも何かの縁だし、と思う事はしばしばあります。運命と何が違うのか説明は出来ませんが。
ただ、ほとんどの場合は単なる偶然。
偶然とはおもしろいものです。
ちょっと時間がズレたら起こらない事や出会わない人。なんでこんなタイミングで?と思う事はよくあります。
昨日、ティトとお昼の散歩に行きました。
家を出ると、ティトが大好きな近所の犬と飼い主さんがたまたま通り過ぎ、少しティトは遊びました。
別れた後は裏庭に回ってティトのリードを外し、私達は一緒に走って林に入って行きました。すると林の入口の木の陰に若い男性が佇んでいました。用を足していたその男性。かなり近距離になるまでお互い全く気付かず、その気まずさったらもう...。ティトは突然視界に入った男性とその行為に驚き、固まっていました。もちろん私も。男性はすぐにもぞもぞしながら木陰から出てきましたが、バツが悪そうに笑っていました。私はどんな表情をしたらいいのかわからず、ティトー、ティトーと意味もなくティトの名を呼んでみたり。あと30秒でも家を遅く出ていたら...。こんな気まずい瞬間に出くわすことはなかったのに。
男性が立ち去った後、私達はまた走って遊びながら林を抜けました。リードをつけて住宅地を歩き、いつも通り穏やかな散歩を楽しんでいたのですが...。
ある角を曲がった所で、また足が止まりました。100mくらい先のT字路から犬がトコトコ現れて、路肩に立っている電柱の匂いをクンクン嗅ぎ始めました。たまにノーリードの犬に会うので、飼い主が後から現れるかと思い、私達は離れた所からしばらくジッと様子を伺っていました。が、一向にやって来ない飼い主。どうしたものか...。
来た道を戻ろうと思った時、犬が私達に気付きました。犬はグレーのスタンダード・シュナウザー。特に興奮するわけでもなく、現れたときと同じようにトコトコこちらにやってきました。とは言え、もしものときの為に私はティトを抱きかかえ、様子を見る事に。なぜこのタイミングで...。
ティトに興味津々で笑顔で尻尾を振っていました。ティトは降りて遊びたがっていましたが、初対面でノーリードで飼い主がいない犬と対峙させるわけにはいかず、私はティトを抱きかかえながら、どうしたものかと周りを見渡しました。すると、斜め前の一軒家に車が入って行き、そこからおじさんが出てきました。すかさず私はおじさんに、この犬知ってる?と聞いたのですが、無愛想なおじさんは、あーあっちに住んでる犬、とだけ言って家に入って行ってしまいました。足元でぴょんぴょんするシュナウザーと、腕の中でもぞもぞするティト、現れない飼い主。
シュナウザーに向かっておいでおいでと言いながら、おじさんが言っていた”あっち”方面に進むと、ある家の庭から女性が大声で犬の名前を叫び始めました。反応した犬は女性に向かって走って行き一件落着。ティトを開放して女性の顔をチラっと見ましたが、私達に何か言うわけでもなく、家の中に入って行きました。残された私達。ぽつん。なにこの仕打ち的な気分。
最初は犬の友達に会って楽しいスタートを切るも、林で排尿なさる男性に出会い、ノーリード犬&飼い主に翻弄される散歩になりました。人口や建物が少ない田舎でたった40分程度の間に、たまたま出くわした出来事&人々&犬。なんて事でしょう、ただの偶然です。でも、こんな事でも運命好きな人は何かに結びつけるのでしょうか。それはそれで理由を聞くのが面白そうですが。
昔、格好いいなーと思う人がいました。
血液型も生年月日も全く私と同じであり、非常に若かった私は運命を感じちゃいました。で、一人で盛り上がって告白するわけですが、見事敗北。びびっと感じちゃう運命なんてそんなものです。ただの偶然。
以上、勘違いすると痛い目見るよーってお話でした。
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毎年夏に一度、彼の両親と一緒に日帰りできる範囲を観光します。
移住後初めての夏は片道5時間以上かかる場所に行き、帰宅は深夜になりました。今でも印象に残る素晴らしい場所に連れて行ってもらいましたが、心身共に疲れ果て、これ毎年なわけ...?と若干青ざめました。
その心配は取り越し苦労に終わり、翌年からは長くても片道3時間程度の場所をウロウロしています。
場所はだいたい義父が決めますが、今年はサケの捕獲場に行ってきました。片道2時間くらいで丁度良い距離。
歴史をみると、700年前頃から捕獲場として栄えてきた場所だそうです。写真は随分昔の状態です。
利権問題でごたごたした時代もあったようですが、現在は穏やかそのもの。設備もこんなに大掛かりなものではなく、川幅いっぱいですがシンプルに建てられていました。その写真は撮り忘れ。
捕獲場は大きな河ですが、その周辺には小さな川や湖があります。キャンプ場もあり、ノルウェーや南スウェーデンから来たと思われるキャンピングカーがズラっと並んでしました。このように書くと、さぞかし人で賑わっているのでは、と想像しがちですが、全くそんな事はなく。
だあれもいない。
ちょっと一本道を逸れると、いや、逸れなくとも人でごった返す事は決してありません。私達は義母が作って来てくれたお昼ごはんをここで食べました。蚊もおらず、カラっとした爽やかな風に吹かれ、ごはんも美味しく...。ティトもその辺を走り回り、大変満足している様子でした。が、我々の食事風景を見て...
思わず舌が出ちゃったティト。かーわいい。
私達は人間の食事を与えていないので、可哀想だけど犬用おやつで我慢してもらいました。
食後ちょっと散歩し、カフェがある場所まで行きました。
で、また食べました。
鮭場ではやっぱりサケ食べなくちゃ!
まるでそう決まっているかのように、勝手に口が動いてオーダーしてました。私のせいではありません。口が、勝手に。
スウェーデンではふわふわした丸いパンの上にエビやサーモンやサラダなどを乗せて食べます。手前のサーモンが私の分で、奥は彼の分。スモークしたトナカイの肉が乗っています。のんびりコーヒーを飲んで待っていてくれた彼の両親ですが、ついさっきごはん食べたのに...?ってはっきりと表情に出ていました。当然。
捕獲場になる前から変わらずに河は流れていて鮭はやってくる。例えば東京などの都会の変化を思うと不思議な気持ちになります。同じように時は流れているはずなのに、片や見る影もなく、片や大きな変化もなく。冬は都会で夏は田舎に住みたいな、と全然関係ないことを鮭パンを頬張りながらぼーっと考えていました。
そのカフェの敷地内には、石で作られた古い迷路がありました。
ここでは一般人も魚釣りできます。魚が食いつくまでの間、昔の人はここをウロウロして遊んだのでしょうか。んーラビリンス。
食後、また少し森をブラブラして帰路につきました。
午前11時頃出発して帰宅は18時頃。誰も極端に疲れる事はなく、車内での会話も弾み、私も寝る事もなく、楽しい観光でした。これくらい軽い感じで来年も行けたらなーと。両親を楽しませる事も出来たし、今年の任務も無事終了だーと。思っていたら。
ここに行ったのは一週間前です。
2日前に両親宅に行ったら、今度は○○に行こう!と誘われました。今度=今月です。あれ...?今年の観光はまだ終わっていなかった...?彼は、うんいいね!とか言って盛り上がっています。両親にしてみれば、違う国から来た私に色々な場所を見せたい親切心なのかもしれません。私も彼の両親のことは好きですし、親切心であるなら有り難いとも思います。が、丸一日ずっと一緒は疲れます。
さてどうやって切り抜けるか...。
夜は窓を開けて眠り、風邪を引いてみてもいいかもしれません。
考えます。
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